みんなどうしてる?大気汚染の中国で子育て。秋冬を乗り切るコツ
こんにちは!
INDIGO CANDYのねね(@nenenotebook)です。
前回、大気汚染による健康被害について書きました。
今回は「じゃあ、どうやって過ごせばいいのか?」について書いていきます。
特に子育て世帯の方、参考にしてくださいね。
【目次】
1、上海の大気汚染が悪化するのはいつ?
AQIが100を超え、スモッグが出てくるのは、北方の気温が下がり暖房を使い始める11月~3月くらいまでの間になります。
特に寒さが厳しくなる頃に重度汚染が起こることが多く、晴れの日でも青空が見えず、どんより白く煙ったような日が多くなります。
4月~10月の間は比較的空気が良く、あまり大気汚染状況を気にかけなくても生活できます。
2、PM2.5濃度、大気汚染指数(AQI)を調べる方法
毎日神経質に数値チェックしていると精神的に疲弊するので、朝起きたら外を見て、「今日は外が白いな~」と思った時にアプリやWEBサイトで実際の数値を確認するくらいで良いと思います。
慣れてくると、外を見ただけで大体の数値予測ができるようになってきます…。
アプリで確認する場合、観測地点が細かく見られるものが良いと思います。
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WEBサイトでは、リアルタイムPM2.5大気質指標(AQI:Air Quality Index)を確認すると良いでしょう。アメリカ合衆国環境保護庁が発表している大気汚染指数になります。
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0-50 良い
51-100 並み
101-150 敏感なグループにとっては健康に良くない
151-200 健康に良くない
201-300 極めて健康に良くない
300- 危険
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上海の空気汚染状況は、春夏:平均50~100の間、秋冬:100~200の間であることが多いです。
3、学校の大気汚染対応
家庭で注意していても、子どもは一日の半分を幼稚園や学校で過ごしているので、そちらの対応が気になるところです。
学校の対応は国から指示されてはおらず、まちまちなのが現状です。
例えば日本人学校では明確な基準値を設けていて、AQIの数値によって体育の時間に屋外に出るか屋内か、外遊びをして良いかなどを決めています。
子どもが判断できるよう、毎日汚染レベルによって色分けをした絵カードを貼りだして、汚染状況を視覚的に周知しています。
日系幼稚園や日本人学校では保護者の要望も強くこういった対応をとることが多いようですが、インターや現地校では管理基準が明確でないところもあるので、気になる場合は直接学校に問い合わせてみましょう。
4、【具体策1】室内で身体を使う遊びを充実させよう
大気汚染期間中に一番困るのが、長時間外に出られないこと。
特に子どもは影響を受けやすいので、AQI数値が高い日は室内で過ごすのが無難です。
上海の大気汚染がひどかった2013年、我が家の子どもたちはまだ0歳と2歳。
元気いっぱいでたくさん身体を動かしたい年齢です。
室内でも運動できるように、ジャングルジムを日本から取り寄せました。
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お友達の家に遊びに行っても、ジャングルジムを置いていることが多いです。
一番リーズナブルだったのでこのシンプルなジャングルジムを買いましたが、上海の公園には鉄棒やブランコがないので、鉄棒&ブランコ付のジャングルジムを買えば良かったな~と思っています。
姉妹が0歳2歳の頃からリビングに置きっぱなしにしていますが、毎日飽きずによく遊んで、姉妹が4歳6歳になった今でも、秘密基地のようにジャングルジムに布をかぶせて遊んでいます。
あとは、我が家にはないけれどお友達の家にあって、欲しいなと思ってるのがトランポリン。
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子どもたちが複数でぴょんぴょんしたり、大人も一緒に遊ぼうよー!と言われるので、子ども用ではなく大人対応のトランポリンが良いと思います。
これが、数分飛んだだけで汗をかくほどけっこう良い運動になります。
上海ではマンション住まいの方が多いですが、下にマットなどを敷けば振動や騒音はさほど気にならないレベルです。
こういった大型室内型遊具は日本の方がバリエーション豊かなので、引越しの際に船便で持ち込むことをおすすめします。
5、【具体策2】お友達と室内で遊ぼう!
外に出られない日が続くと、子どものストレスは大人以上のものです。
そんな時はお友達の家に遊びに行ったり、自宅に呼んだり、ショッピングモールのプレイルームに一緒に遊びに行ったりしましょう。
家族だけで引きこもっているとイライラしがちですが、お友達やママ仲間と大勢でワイワイおしゃべりしたり、デリバリーや持ち寄りでホームパーティーを開いたりすると、気分が明るくなります。
私はどちらかというと人付き合いが苦手なのですが、上海で知り合ったママさんはさっぱりして感じの良い方ばかりで、今までも色んな場面で助けられてきました。
上海の日本人居住地域には、すぐ近所に同年齢の日本人の子どもがたくさんいます。
こういった重度汚染や反日デモなどの事態で長期間外に出られない時でも、近所で協力しあえるので心強いです。
6、【具体策3】工作やワークに取り組む
大気汚染期間の暇つぶし用に必ずストックしているのが、工作グッズ、お絵かき道具、ワークブックです。
上海では手に入らないので、日本に一時帰国した時にまとめ買いしてきます。
子どもたちの最近のお気に入りはこちら。
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他にも色々と準備してありますが、全てやり終えたらダンボールや折り紙で工作して遊んでいます。
7、【具体策4】習い事をする
これは大気汚染期間でないときにも言えることですが、上海住まいが長くなると、土日にやること、行きたい場所があまりなくなってきます。
上海は日本に比べて子ども向けのエンターテイメント施設や外遊びできる場所が乏しいので、週末は習い事に精を出すのもいいと思います。
屋内でできる日本人向けの習い事というと、体操教室、空手やテコンドー、水泳教室、ダンス、バレエなどをやっている子が多いです。
上海には日本語対応可能、日本人トレーナー常駐の教室がたくさんあります。
8、【具体策5】乳幼児は、日本に一時帰国させても
義務教育前の子であれば、大気汚染のひどい期間は日本に帰国することもできます。
実際、娘たちが未就学の頃は、同年齢の子を抱える周囲のママさんは冬に長期帰国していることが多かったように思います。
外を走り回りたい年頃の子どもと室内にこもり続ける毎日は、親子ともに凄まじいストレスになりますし、特に赤ちゃんは呼吸器官への影響も気になります。
日本に滞在できる場所があり、旦那さんにも同意してもらえるなら、冬だけ帰国するのも良いと思います。
9、PM2.5対応の空気清浄機は必須
中国に引越しする際に、日本から空気清浄機を持ち込むことをおすすめします。
「そんなに気にしてない」という方…本人は気にしなくとも、空気清浄機がないと、お友達が遊びに来なくなります。
↑我が家がそうでした(苦笑)現地で急いで調達。
PM2.5対応で中国でも人気が高いのはシャープ、パナソニック、ダイキン製。
我が家で購入したのはこちら
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【重視したところ】
・フィルター交換不要
・PM2.5対応
・静音設計
・チャイルドロック付
・キャスター付
・加湿器付
空気のきれいな日本で使っても目に見えた効果はあまり感じられませんが、中国で大気汚染のひどい日に使うと、よくわかります。
AQI300を超えている日に窓を開けると、グォーンと赤色ランプがついてフル稼働。
寝室に置くようにしたら明け方に感じる喉のいがいがや咳鼻水が落ち着いてきます。
日本で購入した場合、電圧が違うので変圧器の使用を忘れないように。
10、まとめ
長くなりましたが、大気汚染期間を過ごす上で重要なのは「気にしすぎないこと」「運動不足にならないように工夫すること」「精神を病むくらいなら日本に帰国すること」だと思います。
私の場合、あまり気に病まないように過ごしていたつもりですが、それでも暗い空を見上げる毎日に耐えられなくなり、子どもを連れて静岡県に短期移住(避難?)したこともあります。
静岡には縁もゆかりもないのですが、とにかく「青い空が見たい」「良い空気を吸いたい」「子どもたちを思いっきり外で遊ばせたい」という気持ちが爆発して突発的に決行。
(そのときの体験談はかなりのボリュームになるので、また後々書きたいと思います)
今年の冬は明るい空が見られることを願っています!
それではまた。
♪ねね♪
おしらせ
★上海でママ&キッズ向けヘアアクセを作っています。
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