中国では子どもに対してどう接する?日本から見えにくい中国人の“子ども好きな一面”
こんにちは!上海で育児中のねね(@nenenotebook)です。
こちらで実際に接している中国人と、
日本からの報道で受け取る中国人像には大分違いがあるなぁ・・・
と日々思っているのですが、
今回は日本からは見えにくい、中国人の“子ども好きな一面”について書きます。
1、中国人の意外な一面、実は子どもが大好き!
日本政府観光局(JNTO)の統計によると、
訪日外国人数は2017年に2869万人と過去最高を更新し、
その中でも最も日本に訪れる機会が多い中国人観光客に注目が集まっています。
観光地ではワイワイと中国語が飛び交い、
声が大きい、列に並ばないなどマナーについて問題視する声もありますが、
そういった側面ばかりではありません。
中国人は幼い子を“宝宝”と呼び、
文字通り、他人の子でも宝物のように可愛がります。
私は上海で8年子育てしてきたのですが、
周囲の人々に温かく見守られ、助けられ、
毎日のびのびと過ごしています。
ベビーカーで道を歩けばすれ違う人が「可愛いね」と声をかけてくれ、
地下鉄に乗ると数人が一斉に立ち上がって席を譲り、
外食先では手の空いたスタッフが子どもと遊んでくれることも。
老若男女問わずそのような感じで、
子連れの母親にも「大変ね、よく頑張ってる」と応援の声をかけてくれます。
頼れる身内がいない中、孤独を感じずに子育てできるのは、
中国の人たちが温かく接してくれるおかげだと思っています。
2、老若男女問わず子どもが好きなのは何で?
このような環境から日本に本帰国(勤務先が中国から日本へ変わる事)した日本人ママは、
日本での育児をどう感じているのでしょうか?
愛知県在住のSさん(5歳女の子、9歳男の子のママ)に聞いてみたところ、
「子どもがうろちょろ動き回ってしまった時など、
若者の視線が冷たく感じることがある。」
とのこと。
日本でも年配の方からは声をかけてもらえるけれど、
若者は中国の方が優しく接してくれたと言います。
先ほど「老若男女問わず」と前述しましたが、
子育て未経験の若者まで子どもに優しいのはなぜなのでしょうか。
都会を中心に核家族化が進む日本とは違い、
中国では血族の結びつきが強く、
祖父母が孫の面倒を見て、親が働きに出るというスタイルが主流です。
街中で子どもを連れた祖父母の姿をよく目にするし、
家族・親戚で集まって大人数で食事をすることもあり、
こうした環境の中で、若者と子どもが接する機会が多くなります。
子連れの親を助ける大人たちを日常的に見ているので、
若者にもそういった意識が自然と芽生えるのかもしれない、と思っています。
このような背景の違いを考えると、
日本と中国の若者の意識に差があるは仕方ないのかもしれません。
「人数が多い世代の意見がスタンダードになりやすい。
日本は子どもが少ない時代だから、
子連れが多少窮屈になるのは仕方がないと思っている。」
こう語るのは三重県在住のMさん(移住当時8歳女の子、6歳男の子のママ)。
以前東京に住んでいた時、
駐在に関する手続きのためにやむを得ず、
子連れで満員電車に乗り、窮屈な思いをしたことがあると言います。
「行かない方が良い場所もある。
『子連れでどこに行こうが自由じゃない!』って権利を主張するより、
柔軟に対応するのが一番良い生き方だと思う。」
行動派なMさんは、
日本に帰国した後も、冷静に周囲の状況を見渡しながら、
臨機応変にお子さんとのお出かけを楽しんでいるようです。
3、どんどんお出かけして公共マナーを学ぶ
子連れに寛容な環境ということもあり、
我が家では、外食や旅行など、
子どもたちが0歳の頃から色々な場所に出かけていました。
公共の場所で大きな声を出したり、
走り回ってしまうことも時にはあったけど、
外出の機会が多かったせいか、落ち着くのも早かったように思います。
周囲の迷惑を気にしすぎて外に出ないと、
子どもが外でマナーを学ぶ機会も減ってしまいます。
日本は親子で楽しめる場所がたくさんあるので、
「楽しもう!」という気持ちを大切にして、
お子さんと外に出て色々な体験ができると素敵ですね。
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