ねねの上海育児ノート

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【中国で出産】急がないと赤ちゃんが不法滞在に?!-中国で出生した日本人夫婦の子に関わる手続きまとめ(2017年)

こんにちは!

INDIGO CANDYのねね(@nenenotebook)です。

涼しくて心地よい気候の国慶節、いかがお過ごしでしょうか?

 

いよいよ予定日が近くなってきましたが、入院準備と合わせて完璧にしておきたいのが、出生に関わる書類の準備です。

 

中国(上海)での出産は2回目なので、出生書類の準備も2回目。

赤ちゃんが生まれて安心するのも束の間、日本より面倒な諸手続きがあります。

しかも、急いでやらないと下手すると不法滞在になるなんてことも。

 

これから初めて中国で出産する方のために諸手続きについてまとめました。

 

 

夫婦の国籍によって手続きが異なる

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夫婦どちらかが中国人、または外国人の場合と、夫婦ともに日本人の場合では、出生に関わる手続きが異なります。

 

詳しくは在上海日本国総領事館のHPをご確認ください。

■子の出生に関する手続き

http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/procedure/birth.html

 

ここでは日本人夫婦の子に関わる手続きについてまとめます。 

 

妊娠後期に入る前までに書類を準備する

中国での出産となると、事前に日本の役場に問い合わせをする必要があったり、複数の書類を準備しないといけないので、身体が重くなる前にできることは全て終わらせておきましょう。

 

手続きが煩雑になるので、準備途中で旦那さんに任せると抜けができるかもしれません。

 

あとは書類を提出するだけ!という段階までは妊婦さん本人が準備し、書類の提出や郵送だけ産後に動ける人に任せるようにしましょう。

 

子の出生後の手続き、大きな流れ

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1、病院で【出生医学証明書】を発行・受取
2、日本の本籍地役場に出生届提出・戸籍謄本請求
3、パスポート申請
4、出入境管理局へ申請

5、出産育児一時金を請求

 

子の出生から一ヶ月以内に出入境管理局に届け出る必要があるため、
その期間内に子のパスポートを用意しなければいけません。

 

パスポートの新規作成には戸籍謄本が必要なので、
遅くとも子の出生後三週間以内に戸籍を作り、
手元に戸籍謄本を準備できている状態にします。

 

上海にある日本総領事館に出生届を提出する場合、
戸籍登録完了までに1~1.5ヶ月かかるので間に合いません。
出入境管理局への届け出が遅れると罰金対象になります。

 

そのためメールや郵送や日本の家族の協力を得て、
直接日本の本籍地役場とやり取りする必要があります。
せっかく総領事館で出生届受理できるのに、
中国側の法律に沿ってないので意味ないんです…。

では1~4を具体的に説明します。

 

子の出生後の手続き、詳細と必要書類

1、病院で【出生医学証明書】を発行・受取
日本の出生証明書に相当するもの。中国で出生した子に必ず発行されます。
発行は一度のみで、原本の再交付はできません。

 

私が入院する病院では、事前に必要事項を記入する紙を渡され、
記入できる部分だけ記入しておき、あとは出産後の子の状態を記入します。
それを基にし、退院日までに出生医学証明書が発行されます。

 

今後、日本での戸籍登録や出産費用の還付申請、
中国での諸手続きに使用するため、大切に保管します。


2、日本の本籍地役場に出生届提出・戸籍謄本請求
1の【出生医学証明書】が手に入ったら、次は日本の役場に届出を行います。
本籍地役場へ直接郵送(EMS)でやり取りする方法が最も早いです。

 

上海からEMSで必要書類を届けるのに1~2日、
出生届が受理されて戸籍ができるまでに3~4日、
役場から上海にEMSで戸籍謄本が送付されるまでに1~2日、

役場は基本的に平日のみの業務なので、万が一土日を挟んだとしても、上海から送付して大体10日~2週間くらいで新生児の戸籍謄本が入手できます。

 

なお、私の本籍地役場で必要な書類は下記。
役場によって違うので産前に連絡してよ~く確認してください

 

2回目の出生手続きとなりますが、念のため役場に変更点がないか確認したら、出生届と戸籍謄本取り寄せ窓口の送付先が変わっていたので、油断せずに毎回確認するようにしましょう。


※必要書類(例)

・出生医学証明書(中国語原本) ※
⇒その国独自の証明書原本が必要と言われ、コピーはダメ。

 

・出生医学証明書(日本語翻訳) ※
⇒便箋などに上記の翻訳文を付け、翻訳者の氏名とサインを入れる。
 ちなみに、日本総領事館に出生医学証明書の日本語翻訳フォーマットがおいてあり、自分で必要事項を埋めるだけでいいので、こちらを使うことをおすすめします。

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母子手帳(送付しなくてもOK)
⇒出生届受理済みの記入をしてもらい、上海に返送してもらう。
 日本に帰国した時などに直接役場で記入してもらってもOK。

 

・出生届
⇒役場の担当者にPDFで送ってもらい、こちらで出力したものに記入すればOK。

 出力サイズやカラーか白黒かなど詳細を確認しましょう。

 

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・戸籍謄本郵送請求書
⇒上に同じく、PDFを出力したものに記入すればOK。

 

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・戸籍謄本請求手数料
⇒本来は日本の郵便局で定額小為替を入手するが、海外在住の場合は国際郵便為替でOKとのこと。

ただ、上海の近所の中国郵政に問い合わせたら国際郵便為替は販売していないと言われたので、日本に一時帰国した際に郵便局で定額小為替を買ってきました。

日本に帰る予定がない場合は、日本の家族や知人に依頼してEMSで送付してもらいます。

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・EMS送料分の定額小為替or国際郵便為替
⇒戸籍謄本と一緒に、※印の書類も返送してもらう。

 

・戸籍請求人の住所が証明できる書類の写し
⇒日本に住民票がある場合は運転免許証、健康保険証など。住民票が日本にない場合は臨時宿泊登記簿など。

ただ、登記簿ではなく公共料金の請求書や宅配便の配送伝票などでも良かったりして、役場によってどのレベルの証明書類を求めてくるか異なるので、問い合わせてよく確認しましょう。

 

・EMS封筒、配送伝票

⇒書類に必要事項を記入したらすぐに送付できるように、封筒に宛名を書いた配送伝票を貼った状態で準備しておきます。

 

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・役場担当者への送付状

⇒なくても良いですが、送付した書類と返送してほしい書類の一覧を記載して一筆添えると、間違いが防げるのでおすすめします。

 

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出生医学証明書以外は事前に揃えられる書類なので、
産前に出力して記入できる所を全部記入・捺印を済ませ、
EMSの封筒と宛名書き、役場担当者への送付状など全て用意しておけば、いざ送付する時に焦って不備があったりということを防げます。

 

出生医学証明書と翻訳文をそろえたら、あとは
「はい、パパお願いね」とEMS送付を託すだけです。
私は産後は極力動かないつもりです。

 

あとは送付後の記入漏れなどが起こらないように、
役場担当者へ電話をしながら出生届を記入していけば完璧。


3、パスポート申請
ここまでくればあとはスムーズ。
新生児の新規パスポート申請に必要な書類は日本総領事館のHPに記載してあります。

http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/procedure/passport.html

・戸籍謄本
・写真1枚(6ヶ月以内に撮影したもの)
・パスポート申請書

戸籍謄本が日本から送られてくるのを待っている間に、写真撮影と申請書の記入を済ませておきます。

申請書は母子手帳受取時に二部貰っておきましょう。

 

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案外と大変なのが、写真!

産まれたばかりの新生児を写真館に連れていっても、タイミングよく起きてるとは限らないので、自宅で白いシーツやタオルの上に寝かせ、ひたすらタイミングを待つしかありません。
起きてて、泣いてなくて、目を開いてて、まっすぐ前を向いてて…

 

上手く写真が撮れたら、写真館にデータを持って行ってパスポートサイズに出力してもらいます。

 

全ての書類がそろったら、パパに日本総領事館まで申請に行ってもらいます。

交付日数はワーキングデー5日。
受取時に必ず本人が行く必要があるので、
仕方なく私がベビーを連れて総領事館に行きます。
諸申請でママとベビーが動くのはこの時だけです。


4、出入境管理局へ申請
パスポートができたら、出入境管理局へ申請に行きます。
これは夫の会社で手続きしてくれるらしく、私たちが行く必要はありません。

 

お任せだから具体的に必要な書類とか不明だけど、
たぶん居留許可証の申請をするんだと思うので、
会社の登記簿とか臨時宿泊登記簿とかパスポートとか色々な書類が必要だと思います。

ここまで最速で何の不備もなくいければ、
出生後3週間くらいで届出が完了するスケジュールです。

 

 

5、出産育児一時金を請求

日本の健康保険組合に加入している場合、海外の出産であっても出産育児一時金の請求ができます

妊娠に関わる費用が自己負担だったので、出産費用が出るのは助かります。

 

ただ、保険組合によるかもしれないので、直接確認を取ってみてください。

請求時に出産入院費用の領収書や、出生医学証明書が必要になります。

 

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まとめ

海外での出産となると、諸手続きがとっても面倒です。

事前に同じような経験をしている方の情報を調べ、
日本の役場担当者(責任者レベルの人)にしつこいくらい事前確認を取り、
事前に準備できる書類は全て二部づつ揃え、
記入できるところは全部埋めておく。

ここまでしておかないと、安心できません。

 

出産後に赤ちゃんのお世話に集中してゆったりした気持ちで過ごせるように、
事前準備を完璧にしておくといいと思います。

 

幸いなことに、私の本籍地は割と国際的な都市で、恐らく外国人や海外在住の駐在員が多いこともあり、役場担当者が海外での出産対応に慣れている感じでした。

 

これが田舎の役場でこういったケースに遭遇したことがなかったりすると、やり取りにひと悶着あるんだろうな~と思われます。

 

あとはもう、いざ子が産まれたらパパに書類を郵送してもらったり申請に行ってもらうだけです。
事前準備だけでなかなか疲れます・・・。


中国で出産を検討されてる日本人ご夫婦の参考になると嬉しいです。

 

 

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